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カタール国 ナショナル・マスタープラン策定業務を受注

2007年3月28日、カタール国の首都ドーハにおいて、同国のナショナル・マスタープラン(全国総合開発計画および首都圏都市計画)策定業務に関する契約の調印が客先(UPDA:都市計画・開発庁)とPCIの間で行われました。業務期間は3年間、総契約金額はQR 60,942,000(日本円換算約19億7千万円)です。民間コンサルタンツ企業が一国の全国総合開発計画策定を請け負うのは極めてまれなことであり、PCIの総合コンサルタンツとしての実力が認められた結果だと考えています。

本業務の中では、幾つかの異なるレベルの計画、すなわち国土全体レベルの総合開発計画と地域レベル・都市レベルの個別開発計画が策定されます。また、経済開発による環境への悪影響を避けるため、超長期の経済開発ビジョンとともに自然環境から都市環境までをカバーする環境管理計画が策定されます。さらに、道路・軌道などを含む総合交通インフラの整備、給排水網・送配電網等のユーティリティの整備などが総合的に計画されます。PCIは、カタール国の100年先のあるべき姿を見据えつつ、25年後までの国土開発、都市計画、環境保全ならびに社会経済開発のガイドラインとなる具体的で実行可能なマスタープランの策定を目指します。

マスタープラン策定業務の中には、カタール国にとって新しい試みが2つ含まれています。一つは、国民やその他の住民(外国人を含む)の意見・意向を聞き取り計画に反映すること、各種利害関係者による会議などを継続的に実施することで、各ステークホルダーの意見を集約しつつ計画作りを進めるという点です。もう一つは、将来、カタール国民自身の手によるマスタープランの実行を可能にするため、マスタープラン策定業務を通じ、カタール政府職員に対する計画・開発・環境保全・プロジェクトマネージメント等に関するトレーニングを行うという点です。PCIの国内および海外事務所・プロジェクト現場におけるトレーニングの期間は5年間の予定です。

なお、最適なサービスを提供するため、業務に従事するチームは日本、カナダ、アメリカ、ベルギー、シンガポール等の国々からの専門家で構成され、国際色豊かなチームとなる予定です。

我が国と経済・文化の両面で良好な関係にあり、我が国へのエネルギー資源輸出国であるカタール国の持続的発展のためのナショナル・マスタープラン策定業務を委託されたことは、PCIにとって非常に名誉なことであり、全社を挙げて取り組む所存です。カタール政府は、独自の国づくり・都市づくりを目指しています。奇抜さで世界を驚かせるような開発スタイルではなく、カタールの文化と伝統を重視しながら、世界に貢献できるような開発スタイルを追求しようとしています。PCIはこの点に深い共感を覚え、マスタープラン作り・人づくりを通じて、カタール国の発展に貢献したいと考えています。