軽量鉄道(LRT)1号線の新車両引き渡し式典が執り行われました(フィリピン・マニラ)
2006年12月9日に安倍首相、アロヨ大統領を迎えて、軽量鉄道(LRT)1号線の車両引き渡し式典がマニラ市内にて行われました。今回の新車両導入はLRT1号線の慢性的な混雑緩和を目的とした円借款事業、LRT1号線増強事業(II)の一環であり、2007年までに駅舎設備、信号システムなど、他のインフラ設備の増改良を完了する予定です。
式典では、アロヨ大統領より「LRTによって、貧困層が安い交通費で商業地区に出勤できるようになった」と(安倍首相に)感謝の意を表明した旨現地で報道されました。
マニラLRT1号線は、マニラ市街の重要拠点を南北に結ぶ延長15.4km全線高架の鉄道として1984年開業以来、乗客が増加しており、現在は1日25万人以上を運ぶマニラの通勤輸送幹線です。一方、現状はジープニー、バス、自家用車からの乗客の移行が十分とは言えず、道路交通の渋滞は解消されていません。本事業は、こうした状況を解決することを目的として、ラッシュ時の輸送能力を27000人/h/方向から40000人/h/方向まで約50%増強するもので、JBICからの特別借款により実施されています(実施機関は、Light Rail Transit Authority (LRTA))。
PCIは、本事業の開始(2002年)から詳細設計、入札補助、施工監理、環境モニタリング等、一連のコンサルティング・サービスを提供しています。
LRT1号線増強事業(II)のプロジェクト概要
国際協力銀行(JBIC)による特別円借款事業
- 車両の購入
- 信号システム改良、通信システム増強
- 自動改札口、発券窓口の増設
- 2号線、3号線接続設備(駅舎増設、Pedestrian Deck、エスカレーター新設)
- 駅舎設備改良(プラットホーム拡幅、階段拡幅、エレベーター新設)
- 車両基地増強(購入車両用留置線新設)
- 車両工場拡幅